クレイジーキャッツ、聞いたことはあるものの、彼らの歌がパッと頭に出てこない方もいらっしゃると思います。
友人が「え?誰?」と言っていたのでまとめておきたいと思います。
彼らは見ているだけで盛り上げてくれる、とてもにこやかなおじちゃまのグループです。
スイスイ スーララッタ スラスラ スイスイスイ
これでピーンと来ましたよね?絶対に誰もが彼らの曲を聞いたことがあると思います。
クレージーキャッツとは?
グループ名はハナ肇(はじめ)とクレージーキャッツ。
1960年代に一世風靡したジャズバンドであり、お笑いタレント、そして俳優でもあるグループで渡辺プロダクション所属です。
歌手グループではありますが、バラエティ番組にてコントを演じることも多いことからお笑いタレントのような位置づけにもなっています。
しかし、彼らの卓越した演奏技術はほんまもんのミュージシャンです!
ハナ肇とクレージーキャッツではなく、クレイジーキャッツとして短く表記されることもあります。
ヒット曲として現在の若い人でも聞いたことがあるのは先程のスイスイ〜の「スーダラ節」「ハイそれまでョ」「ドント節」などでしょう。
クレイジーキャッツのグループ名の由来
元々「キューバン・キャッツ」の名で活動をしていました。
ある時、進駐軍のキャンプを回って演奏をしていた際に、演奏中に洗面器で頭を叩くパフォーマンスというかギャグを行った所、非常に盛り上がり、「You’re crazy!(君たち面白いね!イカれてるよ!的なイメージ)」と言われたことから「クレージーキャッツ」に改名したという話があります。
もうアルバムからしてこのコテコテな楽しそうな雰囲気!素敵ですよね〜。聞く前から楽しまさせてくれるグループなんです。
グループのメンバー
- ハナ肇(1930-1993年)
- 植木等(1926-2007年)
- 谷啓(1932-2010々)
- 犬塚弘(1929-)最後のクレイジーメンバー!まだ現役!!
- 安田伸(1932-1996年)
- 桜井センリ(1926-2010)
- 石橋エータロー(1927-1994年/1971年にグループ脱退済)
ハナ肇とクレージーキャッツは、1955年の結成後いくつかのテレビ出演で人気が爆発しました。彼らが出演して人気が出た作品は東宝クレージー映画なんて呼ばれているくらいです。
1965年頃から主要なメンバーのソロ活動も増えだし、1971年に石橋エータローが脱退後、グループとしての活動機会は減っていきました。そして時が経ち、犬塚さん以外のメンバーは既に他界してしまいました・・・が、まだグループとしては存続しています!!!
ドリフとの関係
ザ・ドリフターズも同じく渡辺プロダクション所属のグループで、ハナ肇とクレージーキャッツの後輩にあたります。(ザ・ピーナッツも後輩にあたります)
ザ・ドリフターズが1964年に再結成した際に、ハナ肇がメンバー全員の名付け親となったという話もあります。